1996-07-12 ArtNo.6789
◆<星>日立コンシュマー、R&D部門開設/生産業務を海外移転
【シンガポール】日立コンシュマー・プロダクツ(HCPS)は10日正式オープンした研究開発(R&D)センターに向こう5年間に2500万Sドルを投じ、R&D活動を強化するとともに、一部の製造業務を海外に移転する計画だ。
目下Bedok工場でTVセット、ハイファイ・オーディオ・システム、掃除機等を製造しているHCPSは、今年通年の生産高を昨年の2000万Sドルを多少上回る2300万Sドルと見込んでいる。しかし同社の従業員は1970年代の3000人から現在の800人に縮小している。HCPSは、衛星放送、デジタル・サウンド・プロセッシング、ビデオCD等のR&D活動を進め、日本の親会社へのこの方面の依存を軽減するとともに、アジア市場の需要への迅速な対応を図る。エンジニア・スタッフは現在の22人から5年間に55人に増強されると言う。(ST,BT:7/11)
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