1996-07-11 ArtNo.6784
◆<比>ルーセント、通信インフラ市場の35%シェア目指す
【マニラ】今年初に分離独立したAT&Tの通信設備部門、ルーセント・テクノロジーズ・フィリピンズは月曜、フィリピン通信インフラ市場の25-35%のシェアを目指す野心的な計画を発表した。
同社のMitherpal Singh社長によれば、年率30%の営業額の成長が見込める。同社の前身AT&Tフィリピンは1992年の通信市場開放以来、フィリピン長距離電話会社(PLDT)、イスラコム、グローブ・テレコムから2億4000万米ドル以上の通信設備納入・据えつけ契約を獲得しており、目下同社はこれら以外のテレコム会社2社と各1億米ドル以上の商談を進めている。同社は新型ワイアレスPABXを含む構内自動交換機システム市場の開拓も狙っている。フィリピンでは向こう数年間に電話会社9社により630万回線が敷設されるが、その額を見積もるのは困難と言う。(ST:7/10)
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