1996-07-10 ArtNo.6769
◆<泰>FTI幹部、国際化への対応で政府に政策転換要請
【バンコク】タイ産業連盟(FTI)幹部らはこのほど、タイ産業界の国際化への対応の遅れを指摘、政府に政策転換を呼びかけた。
FTI副会長を務めるサイアム・セメントのTawee Butsuntron副社長によると、履物、繊維、その他の労働集約部門の企業は労働コストが上昇する中で中国、ラオス、カンボジア等へ逃避しつつ有り、木材を主要原料とする業界、取り分け製紙/パルプ業界は国際化の中で競争力を喪失しつつある。またシナワトラ・グループのバンクリー・プランシリ副社長は運輸/通信業界においては地元業界が外国パートナーの支援を得られるよう政策の転換を図る必要がある。しかし政府に明確なポリシーが存在せず、国内業界が依然搖籃期に有る現状では、テレコム市場を完全に開放することに賛成できない。この他、政治的干渉がテレコミュニケーション市場の成長を阻害する主因に成っていると言う。(BD:7/9)
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