SEAnews 1996-07-10 ArtNo.6764

【イポー】通産省はペラ州に自動車／海上輸送／先進的セラミック関連の3つの産業クラスターを育成する計画だ。
ラフィダ通産相が8日催された通産省とペラ州政府の合同委員会に出席語ったところによると、ペラ州には成長の潜在性を有する多くの支援産業が存在し、クラスターの育成に適している。例えばマレーシアでは多くの自動車部品の製造が可能だが、取り分け高付加価値領域においては、立ち後れが目立つ。
中央政府はこれ以前にペラ州を海上輸送関連の産業クラスター育成拠点とすることを認めており、ルム、シティアワン周辺に総合的クラスターを育成することが提案されている。こうした提案はルムのオフショア石油産業関連修造船活動にもマッチしている。ペラ州には海運業に関連した部品製造プロジェクト約40件が存在する。しかし現状ではこれらのプロジェクトはペラ州各地に分散している。
セラミック産業はペラ州の基礎産業に成り得るが、ハイテクあるいは先端的なセラミック製品の製造に移行する必要がある。ハイテク・セラミック部品は電子産業やその他の製造業領域で使用される。通産省は目下この種のハイテク・セラミック・プロジェクトを同州に誘致するよう努力している。地元業界は大手セラミック企業から下請け契約を獲得できる。
またペラ州のロボティクス工業自動化センターは自動車産業で使用される基礎的なロボットの製造に関してマレーシア工業規格研究所(SIRIM)及びマレーシア技術開発公社(MTDC)と協議する必要があると言う。(NST:7/9)