SEAnews 1996-07-10 ArtNo.6760

【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)は今月末から30年リース権付き新旧フラット工場スペースの販売を始める。
現在、3年契約で賃借しているテナントは、購入もしくは賃借契約のいずれかを選択できる。同スペースは、購入後3年間転売が禁止され、また購入後3年以内に第3者にリースする際は全体の30％、それ以後は50％に制限される。また購入者は4カ月以内に操業を開始しなければならない。民間不動産会社が開発した工場スペースは60年リースで、転売や第3者へのリースに規制もないが、ＪＴＣ工場よりも高い。不動産コンサルタントらは、安定した生産施設を確保する上からＪＴＣの新方針は製造業者に歓迎されると見ている。ＪＴＣは先ずロヤン・ウェイに新築中の7階建てフラット工場4万3000平米を同方式により販売する。コンサルタントらは1平米2400Ｓドルの平均価格は、同地域の60年リース権付き工場の4300Ｓドルと比較して妥当なものと評している。ＪＴＣは2～3年内に42万平米のフラット工場を販売する計画だ。(BT,LZ:7/9)