1996-07-09 ArtNo.6751
◆<印尼>スンバワン、カリムン造船所を近くオープン
【シンガポール】シンガポールのスンバワン・コープはインドネシア領カリムン島に設けた造船施設を9月にオープンする。
第1期工事の完工に伴い1ドック、1埠頭が稼働、第2期工事で第2ドックが追加され、最終的に3ドック、2埠頭が備えられる。これらのドックは6万5000トンまでの船舶を収用でき、シンガポールに寄港する船舶の60-70%の需要に応じることができる。既にVLCC用ドックは各地に存在する上、向こう5年間に大部分の旧式VLCCがスクラップにされるため、この種の施設を設ける計画はない。しかしVLCCが接岸できる埠頭を準備し、シンガポールのドックで主要工事を施されたVLCCの補助的修理を手掛ける。これによりスンバワンはより多くのオプションを提供できる。シンガポールの造船業界はローエンド業務を中国と韓国に奪われているが、カリムン島に造船所を設けることで、中国に代わるオプションを提供できると言う。(BT:7/8)
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