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1996-07-09 ArtNo.6747
◆<馬>サプラ、テレコムの買収提案蹴りタイムと戦略提携
【クアラルンプル】サプラ・グループはテレコム・マレーシアBhd(TMB)の買収案を蹴り、レノン・グループ傘下のタイム・エンジニアリングBhdにそのセル式電話及び公衆電話ビジネスの75%の権益を12億米ドルで売却、戦略提携を結んだ。
アナリストは政府がテレコム産業の合理化計画を放棄した直後に成立した同取引により、タイムはTMBの市場独占に対抗する強力な足場を得たと見ている。観測筋によれば、TMBは先週金曜になってやっと正式な買収提を提示したが、遅きに失し、条件も不十分なものだった。TMBは上場企業サプラ・テレコムズBhd(STB)の51%の権益に対して1株5.20Mドルの買収案を提示した。STBはAdamセル式電話オペレーターのサプラ・デジタルSdn Bhd(SDS)の51%の権益を握っており、SDSの残りの49%はサムスディン氏の持ち株会社サプラ・ホールディングズSdn Bhdが所有している。これに対してタイムはSDSの75%の権益に7億5000万Mドル、やはりサプラ・グループ傘下の公衆電話会社ユニフォンSdn Bhdの75%の権益に4億5000万Mドルの買収価格をオファーした。サプラ幹部は「TMBの買収条件はAdamの価値を過小評価しているだけでなく、サプラのSTB権益喪失につながる。これに対してタイムの条件は買収価格がより魅力的な上、STBの権益維持も認めている」と指摘した。タイムはサプラ・グループに対して増資後の27%に相当する自社新株1億8470万株を1株6.50Mドルで発行、同取引の支払に当てる。これに対して現在タイムの46%の権益を握るレノン・グループは同27%中の14%を買い戻し、タイムの持ち株比率を維持する。これによりサプラ・グループは最終的にタイムの13%の権益を手にすることになると言う。(NST,MBT,ST,BT:7/8)
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