SEAnews 1996-07-09 ArtNo.6743

【大連】新晃工業がシンガポールに設けたエアコン製造合弁会社のＯＳＬシンコー・グループは8日、子会社のアジア・パシフィック・プロパティー・インベストメント・カンパニーを通じて、大連ライフ・インシュランス・カンパニーの不動産子会社と対等出資で住宅／商住複合ビル／卸し小売センター等、4件、総額2800万米ドルの不動産開発プロジェクトを進める合弁契約に調印した。
シンガポールのゴー・チーウィー通産担当国務相の立ち合いを得て調印された契約の下、4700平米の区画には、6棟のアパートが建設される。これらは、シンガポールの住宅開発局(HDB)プロジェクトに倣った安居コンセプトに基づいて進められる全国規模の住宅事業の一環を成している。また5000平米の区画には、2000平米に商業ビルが、残りのスペースに住宅が建設される。第3の区画には総床面積1万平米の3棟の住宅が建設される。また第4のプロジェクトでは7000平米の土地に床面積2万4000平米の国際商品展示／卸し・小売センターが設けられる。商工業用エアコンの製造を手掛けるＯＳＬシンコー・グループはインドネシア、マレーシア、香港、中国等に業務を展開、年商は5000万米ドルに及ぶ。一方、ゴー国務相に率いられる通商代表団は7日から8日間の日程で中国を訪問、北京や黒龍江省も訪れる予定だ。(ST,LZ:7/8)