1995-02-27 ArtNo.672
◆<馬>プロトン/シトロエン、如何なる合弁契約も未成立
【クアラルンプル】シトロエンはプルサハアン・オートモビル・ナシオナルBhd(プロトン)と、変形プロトン・カーの合弁製造に関し如何なる合意にも達していない。
シトロエン・ダイレクション・インターナショナルのOlivier Van Ruymbeke副所長(DD)は24日以上の消息を明らかにするとともに、既に予定を4カ月も超過しているものの、計画そのもに支障が生じる恐れはないと語った。両社は昨年中旬に関係覚書に調印、昨年10月には正式契約が結ばれるはずだった。同氏によれば、例えば塗装工場はマレーシアでは半年で操業が可能となるが、欧州では18カ月を要する。同様にマレーシアでは短期間に契約が調印されても、欧州では比較的長い時間を掛けて細部が詰められる。既にかなり突っ込んだ交渉は行われているものの、いつ妥結するか期限を区切るのは困難と言う。 一方、シトロエンはマレーシアにタイ/シンガポールの業務もカバーする地域営業本部を設ける計画だ。昨年マレーシアでは1600台のシトロエン・カーが販売され、今年の目標は3000台。タイでは昨年の1000台から1500台への拡大が目指され、シンガポールでは数百台の販売が見込まれている。同社は今世紀末までにこれら3国の売上を1万台に拡大する計画だ。(NST,NS:2/25)
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