1996-07-06 ArtNo.6714
◆玩具のバンダイ、<星>拠点にマルチメディア開発に注力
【シンガポール】総合玩具メーカーのバンダイはシンガポールを拠点にマルチメディア製品の開発を積極化する。
山科誠社長が4日、サンテク・シティーに設けられた地域本部の開所式の席上語ったところによれば、シンガポール事務所は海外におけるマルチメディアやキャラクター商品の中枢となる。最近はマックOS対応CD-ROM機“ピピン”を市場に投入した同社は目下一連のマルチメディア商品の開発を進めており、マルチメディア関連のソフトウェアーや人材に意欲的に投資して行く。山科社長は具体的投資計画や投資額は語らなかったが、経済開発局(EDB)のリム・スィーセイ局長(MD)によると、同局は5億Sドルの発明開発計画(IDS)の下、マルチメディア関連のデザインや開発活動を支援する方針である。バンダイの新オフィスは東南アジア業務を統括するとともに、欧米姉妹会社等の製品の国際市場開拓を支援する。また北アジア業務は香港事務所が担当すると言う。(ST,LZ:7/5)
|