SEAnews 1996-07-05 ArtNo.6704

【カンガル】プルリス州政府はパシャコープSdn Bhd／ＲＤＲコンサルタンツSdn Bhd(港湾管理)／パシフィック・リソーシズ・インターナショナル(ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ･ﾏﾈｰｼﾞｬｰ)から成るチームにより提出された7億5000万Ｍドルの多目的港湾建設計画を原則的に認可した。
シャヒダン・カシム首席大臣が3日語ったところによれば、パシャコープは海事局の認可も得、連邦政府の承認を得る手続きを進めている。同社はプルリス州の海岸埋立工事を請け負った13企業の1社で、去る4月末に他の2社と港湾開発に関わる覚書を交換した。深水港はスガイ・バルとスガイ・パダン間の海岸埋め立て地に建設され、8カ月後に埋立が完了するのを待って着手される見通しだ。工期は10年、2期に分けて、コンテナ・ターミナル、スラッジ処理施設、トラック駐車場、軽工業区、貯蔵タンク、操車場、フェリー・ターミナル、倉庫、貨物ターミナル、レクレーション・パーク、シャレー、サイバー・マーケット、釣り場等が建設される。また造成される160ｈａの埋め立て地には、3キロのアプローチ・ブリッジ、ナビゲーション・チャンネルも設けられる。新港の貨物処理能力は年間120万ＴＥＵ(20ﾌｨｰﾄ･ｺﾝﾃﾅ換算単位)で、ペナン、クラン、ジョホール、パハンに次ぐ、半島マレーシア第5の規模を備えると言う。(STAR:7/4)