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1996-07-04 ArtNo.6683
◆＜星＞アズテック株急落、アナリストも利益予想を赤字に転換
【シンガポール】シンガポールの主要調査機関は2日、アズテクの今年度の利益予測をそろって下方修正したが、これら機関のアナリストらは業績不振をこれまでひた隠しにしてきた同社の姿勢に不満を表明している。
大部分の調査機関が当初の3000万Ｓドル前後の利益予測を一転して赤字に修正、損失の額はＯＣＢＣの60万Ｓドルからペレグリンの1700万Ｓドルに及ぶ。黒字を予測する少数の機関も130万Ｓドルから600万Ｓドル程度と見ている。アナリストらは、アズテクがＣＤ－ＲＯＭドライブの値下がりの影響を明らかにしなかったばかりでなく、アナリストの利益予測は控え目と、投資家を欺く発言を行ってきたと批判する。また、あるアナリストは、アズテクのＣＤ－ＲＯＭドライブの在庫抹消は全く予想外のことではなかったが、米リビール・コンピュータ・プロダクツへの投資の全額(S$1500万)抹消は全く予告がなく、リビールが未上場のためチェックのしようもなかったと語る。アズテク株はこの日、過去半年間の1日平均出来高の18倍に相当する1430万株が取り引きされ、各銘柄のトップに立ったが、11.5Ｓセント安の56Ｓセントと過去最安値を記録、公募時(1994年2月)の1.21Ｓドルの半値も下回った。(ST,BT,LZ:7/3)
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