1996-07-03 ArtNo.6675
◆<馬>クベルネル(M)、M$2千万洋上石油貯蔵処理施設完成
【クアラルンプル】マレーシア/ノルウェーの52:48の合弁会社クベルネル・システムズ・アジア・パシフィックSdn Bhd(KSAP)は2000万Mドルで受注した洋上石油処理施設の建造を完成、さらに大型洋上施設の建造契約獲得を目指している。
KSAPのモハメド・ジャワル・マリチャン会長が1日語ったところによると、同契約は原油静電脱水装置及びグリコール天然ガス脱水装置の建造と、38万トンの石油タンカーSPU380に同装置を据え付けると言うもので、この種の工事は欧州では一般に1年を要するが、同社は8カ月でほぼ完成、最後の据えつけ作業のためノルウェーに発送した。この種の沖合い掘削施設を備えたタンカーは深度350メートル以下の洋上で作業するのに適しており、現在約40隻が北海や中国、オーストラリア沖合いで使用されている。今後10年間にはその数が70隻以上に増加、少なくとも3隻が域内で稼働する見通しだ。こうした施設が東南アジアで建造されたのは恐らく初めてのことと見られ、同社は今後4000万Mドル・クラスのさらに大型施設の請負を目指すと言う。(NST:7/2)
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