1996-07-03 ArtNo.6669
◆<星>イメーション、アジア売上年率30%の成長予想
【シンガポール】米国拠点のテクノロジー企業3Mの記憶装置/医療イメージ/印刷・出版/電子支援製品事業を引き継いで発足したイメーション・コープは、向こう数年アジアにおける売上が年率30%の成長を見るものと予想している。
イメーション・シンガポールのA.K.タム重役(MD)が1日語ったところによると、イメーション株は2日からニューヨーク及びシカゴ証券取引所での取引が開始される。3Mから引き継いだビジネスの市価はアジア太平洋地域だけで10億米ドルに及ぶ。イメーションの年間売上23億米ドルの約半分が米国以外の地におけるもので、内約5%に相当する1億2000万米ドルがアジア太平洋地域売上で占められている。
1、2年後には、シンガポールに地域営業本部(OHQ)が設けるられる可能性が大きいが、同本部はフィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、スリランカのビジネスを統括する。当面これらの地域には代表事務所が設けられ、それぞれ1000万米ドル以上の年商を上げるようになった段階で子会社に格上げされる。インドと中国は最大の潜在的市場と見なされており、例えばインドでは研究開発/ディストリビューション等の業務が可能と言う。(ST,BT:7/2)
|