1996-07-03 ArtNo.6666
◆<星>ダブケム、中国ターミナル事業費を公募調達
【シンガポール】今年に入って最初にシンガポール証取(SES)メインボードへの上場を果たすダブケム・ターミナルズ・ホールディングズは1日、額面25Sセントの新株2268万株(総発行株式の25%)を1株90Sセントで公募した。
化学品、石油、食用油などを貯蔵するスチール・ドラムの製造や、バルク・リキッド貯蔵などターミナル業務も手掛けるダブケムの58.84%はン・ズースン会長一族が所有するダブケム・ホールディングズ(S)が保有している。 昨年6月期のグループ売上5400万Sドルの8割をスチール・ドラム製造ビジネスが占め、残る2割は現時点で唯一稼働中の中国深ターミナルが占めた。しかし税引き前利益への貢献はスチール・ドラム製造が7割、ターミナル業務が3割を占めている。今年6月締め年度には売上5950万Sドル、税引き前利益640万Sドル、純益470万Sドルの目標が達成されたもようだ。中間決算では売上3050万Sドル、税引き前利益346万Sドル、純益267万Sドルが記録された。公募調達した1880万Sドルの内1420万Sドルは上海ターミナルの建設に、残る460万Sドルは深ターミナル第3工期に投じられる。(ST,BT,LZ:7/2)
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