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1996-07-02 ArtNo.6665
◆＜泰＞タイ・タンク・ターミナル、貯蔵能力拡張準備
【バンコク】ラヨン省Map Ta Phut工業団地における石油化学製品貯蔵サービスを独占経営するタイ・タンク・ターミナル(TTT)は、予想される需要増に備え、タンク貯蔵能力を拡張する。
ＴＴＴの調査によれば、同地区の石油化学製品需要は現在の年間80万トンから今年末の200万トンに、また4年内には400万トンに拡大する見通しだ。このため早急に貯蔵施設を拡大する必要が有るが、どれだけ拡大するかは需要動向にかかっている。ＴＴＴはこれまでに第3期工事を完了、目下進められている第4期工事が9月に完成すると、貯蔵能力は45万立米に達する。拡張計画には24ｈａの埋立造成により、敷地を2倍に拡張することが含まれる。同社はまた4万5000トン・クラスの船舶が接岸できる2つの深水ターミナルを有するが、これらも年末までに7万トン・クラスの船舶の寄港できるものに拡張される。10万トンの船舶が寄港できる第3ターミナルも建設中で、1999年の完成が予定されている。ＴＴＴにはナショナル・ペトロケミカルが51％、オランダのRoyal Pakhoedグループに属するパックタンク・イナターナショナルが残りを出資している。同社は海運ターミナルと液状貨物ターミナルの建設・経営に関わる30年間のライセンスを与えられている。(BD:7/1)
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