1996-07-02 ArtNo.6655
◆<馬>ドイツ・テレコム、TRIと3カ月以内に合弁計画に着手
【クアラルンプル】ドイチェ・テレコムAGは3カ月以内にテクノロジー・リソーシズ・インダストリーズBhd(TRI)との具体的合弁事業に着手する計画だ。
ドイチェ・テレコムのRon Sommer会長が先週火曜、TRIへの10%(6800万株)出資契約に調印後語ったところによれば、この日の契約調印により去る5月に仮調印された両社の戦略的提携が具体化、ドイチェ・テレコムのマレーシア及びASEAN市場進出の足場も確保された。既にマネージメント・ネットワーキング、人材資源、オンライン・ネットワーキング等の領域におけるマネージメント・レベルでの合弁準備作業が着手されている。同社はTRIとの複数の合弁構想を有し、今後さらに多くの計画を立案する方針だが、先ず何から手を着けるか決める必要があると言う。
固定式電話、取り分け固定式ワイヤレス・システム導入のパイオニアとして知られるドイチェ・テレコムは、セル式電話網に続き独自の固定式電話網構築を目指すTRIに関係ノーハウを提供するものと見られる。またドイチェ・テレコムは最近フランス・テレコム及びスプリント・コープと国際GSMネットワークのグローバルワンを組織したが、Sommer会長によると、両社の提携はTRIのグローバルワンへのアクセスを可能にし、TRIのサービスの国際化を促すことになると言う。(コンピュータイムズ:7/1)
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