1996-07-01 ArtNo.6638
◆<星>CKタン損失S$2800万、57%増
【シンガポール】地場百貨店グループのCKタンは96年3月締め年度に11%増の2億138万Sドルの売上を記録したものの、前年度を57%上回る2800万の純損失を計上した。
同社の損失はアナリストらが予想した平均1250万Sドルの2倍にのぼるが、これは主にタングス・スタジオの縮小(S$870万)、借り入れ金利子/減価償却/減債基金による償還の拡大、クアラルンプル店の損失に伴うもの。利子支払や減価償却以前の営業レベルのグループ損失も3倍の186万Sドルに達した。
タングスのタン・ウィースン会長は3年連続の赤字に関わらず、最悪の時期は乗り越え、2年内に損益分岐点までもって行けるとしている。昨年同社は大部分の不良在庫を整理し、3フロアーのタングス・スタジオを2フロアーに縮小した。こうした切開手術も完了、コスト削減、品揃えの改善等の措置も講じたことから、今会計年度には損失を縮小できる見通しだ。また純有形資産は、評価額の見直しで2億1230万Sドルアップ、1株当たり資産は3倍の5.96Sドルに達した。(ST,BT,LZ:6/29)
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