1996-06-29 ArtNo.6626
◆<馬>金属加工のワリス・ギギ、メイン・プレーヤー目指す
【スルンバン】トゥナガ・ナシオナルBhdの10億Mドル・プロジェクトに入札した新参金属加工会社のワリス・ギギSdn Bhdは金属加工、製造業界における主要プレーヤーを目指している。
マラヤ大学元講師で少なからぬ大手企業に勤務した経験を有するアブ・バカル・マハ重役(MD)が、26日に催されたスナワン・インダストリアル・パークにおける工場起工式の席上語ったところによれば、同社は2カ月前に金属加工事業に乗り出したばかりだが、既に3500万Mドルの契約を獲得、これだけで向こう2年間繁忙しそうだ。金属加工工場に隣接した1.512haの土地を既に購入、同地には金属部品製造工場を設ける計画だ。アブ・バカル氏が1993年に弟や元の同僚と共同で設立したワリス・ギギの払込資本は200万Mドル、授権資本は500万Mドルで、同社は20億Mドルのカパル発電プロジェクトに関わる3000万Mドルの契約を獲得している。同社は経験豊富な外国企業とチームを組むため、必要なノーハウを手に入れることができる。またペトロナス、シェル、エッソ等からハイテク製品の製造に関わる契約の獲得も目指している。この日起工式の行われた総コスト2000万~2500万Mドルの工場は今年末には完成、初年度に1億Mドルの売上達成を目指している。同社は35人のフルタイム・スタッフと100~200人の契約労働者を擁していると言う。(STAR:6/28)
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