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1996-06-28 ArtNo.6607
◆<星>スンバワン、再開発で造船所閉鎖も?
【シンガポール】アドミラルティー・ロード・ウェストの造船所用地再開発を計画するスンバワン・コープは、子会社スンバワン・ベツレヘムの操業停止も検討しているようだ。
業界消息筋によると、スンバワン・グループは依然として再開発の詳細を研究中のため、少なくとも今年一杯はベツレヘムの操業を継続する見通しだ。この点に関してスンバワン・シップヤードのヘン・チアンギー重役(MD)はベツレヘムの操業は開発計画の内容如何にかかっているが、現状では何とも言えないとしている。スンバワンは1988年にリグ建造ビジネスへの進出を目指してベツレヘム・シンガポールを300万Sドルで買収したが、結局リグ業への進出は成功せず、ベツレヘムは目下造船業務を手掛けている。スンバワン・シップヤードとベツレヘムはアドミラルティー・ロード・ウェストの約880平方フィートの敷地を占拠しているが、スンバワン・コープは先頃同地区を再開発して、その潜在的価値を最大限に発掘する方針を発表した。スンバワン社スポークスマンによると、まだ再開発プランを正式に当局に提出しておらず、来年末までに認可を得ることを目指している。しかし同プロジェクトにはカリムン島や中国の傘下造船所の業績、スンバワン・シップヤード及びベツレヘム自身の業績等、様々な要因に依存している。またスンバワン・シップヤードにしろ、ベツレヘムにしろ、再開発の認可取得と同時に操業を停止するような計画は存在しない。現在修船業界は業況不振だが依然として利益を上げているものを閉鎖する理由はない。再開発が実行されるとすれば、ベツレヘム背後の15-20haの土地から手が付けられる見通しと言う。(BT:6/27)
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