1996-06-28 ArtNo.6606
◆<星>CAM、コスト・アップ、マージン下降で減益
【シンガポール】シンガポールの精密エンジニアリング会社カム・メカトロニクスは3月期半期決算で、前年同期比26%減の340万Sドルの純益を報告した。
カム・メカトロニクスが26日発表したところによれば、売上は9%増の6280万Sドルに達したものの、借入金利子が1.5倍の150万Sドル、減価償却費も10%増の370万Sドルを記録した。こうしたコスト増は生産財への投資に伴うものと言う。データ記憶装置業界の競争は引き続き厳しいが、同社は労働集約部門をマレーシアに移転し、コスト軽減を図っており、また新たな金融ファシリティーの利用を通じて金利負担を軽減することも研究している。こうしたことから下半期には業績の改善が見込めると言う。(ST,BT,LZ:6/27)
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