1995-02-25 ArtNo.660
◆<馬>KL証取、決済期間短縮計画:ニク・ディン会長
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)は取引成立後5日目の現行決済期日(T+5)を3日(T+3)に短縮する可能性を検討している。
KLSEのニク・モハメド・ディン会長がST紙に語ったところによれば、T+3方式の採用はスクリップレス取引への完全移行に向けた中期的措置で、スクリップレス取引が実現した暁には、取引成立と同時に清算が行われるDVP(デリバリー・バーサス・ペイメント)方式への移行が図られる。また清算期日が短縮されれば、T+8の現行売り期日も変更される。しかし目下のところ西マレーシア等の遠隔地にもスクリップを送付せねばならないため、決済期日の短縮には技術的問題も有る。現在二部銘柄は全てスクリップレス化したものの、一部では10銘柄がスクリップレスに移行したに過ぎない。しかし向こう3年内には移行が完了する見通しと言う。(ST:2/24)
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