1996-06-27 ArtNo.6599
◆<馬>国産単車会社モデナス、初年度に損益分岐点到達見込む
【グルン】国産モーターサイクル製造会社モトシカル・ダン・エンジン・ナシオナルSdn Bhd(モデナス)は今年9月の発売後、操業初年度に損益分岐点に到達できるものと見ている。
モデナスのラシド・ディン重役(CEO)が25日、クダ州グルンの工場で語ったところによると、年間10万台の販売目標が達成できれば、初年度の営業額は5億Mドルに達する。総投資額3億Mドルの同プロジェクトでは初年度に10万台が製造され、3~4年内に第3世界を中心に輸出市場が開拓される。これにより年産35万台が目指される。年産35万台の目標達成には別に2億Mドルの投資を必要とする。当初予定されていた2ストローク・エンジン・モペッドの製造は環境への配慮から中止され、4ストローク・エンジン車のみが製造される。同社は国内では初年度にモペッド市場(70-110cc/昨年26万台)の40%のシェアを獲得、その後年率6%の成長により、最終的に60%のシェアを目指す。国内では完全出資子会社のエダラン・モデナスSdn Bhd(EMOS)を総代理とし、ディストリビューター網が構築される。これまでに600人以上がディーラー・シップを申請しており、数百人がリッストアップされている。EMOSの収入の90%はオートバイ販売により占められるが、部品、アクセサリーの販売やサービス、将来は多目的小型エンジンの販売も手掛けると言う。(MBT,NST,STAR,ST:6/26)
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