1996-06-27 ArtNo.6591
◆<星>セメント・ターミナル、第3四半期までに稼働
【シンガポール】ジュロン・ポートに建設中の世界水準のバルク・セメント・ターミナルが今年第3四半期までに稼働する予定で、同ポートを経営するジュロン・タウン公社(JTC)は同様の方式を砂糖、銅スラグ、肥料ビジネスにも応用する可能性を検討している。
JTCのフォン・ユエコン港湾担当取締役が25日明らかにしたところによれば、総建設コストは2億3700万Sドル、内8700万Sドルはセメント荷役停泊施設2つや工業貨物荷役施設を含むインフラ整備に投じられた。また1億5000万Sドルはダマル・ラウ島の3.5haの敷地を利用するセメント会社6社により投資される。これら6社の内ユナイテッド・セメントとシンガポール・セメント・マニュファクチュアリングCoはサイロを建設中で、これらの施設は停泊施設や荷役施設の完成とともに稼働する。アジア・セメントも両社に相前後して操業する見通しで、他のジュロン・セメント、パン・マレーシア・セメント、サンヨン・セメントもデザインやコンサルタンシー等、様々な段階の準備を進めている。これらの施設が完成すれば、セメント会社らは重複した荷役施設の助けを借りずにワン・ステップ・デリバリーを享受できるようになる。ターミナルの年間処理能力は300万トン以上で、セメント専用荷役停泊施設には最大4万重量トンの船舶が接岸できる。(ST:6/26)
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