1996-06-26 ArtNo.6586
◆<泰>バンプ、石炭取引でシンガポールに子会社設立
【バンコク】発電/炭鉱経営を手掛ける地元企業Banpuは石炭取引顧客の海外清算需要に応じ、また同社自身の税金対策の上からシンガポールに払込資本200万Sドルの完全出資子会社バンプ・シンガポールを設立した。
バンプは今年50万トンの石炭を輸入するとともに、国内で100万トンを生産する計画だ。同社はオーストラリアとインドネシアで炭鉱経営に関わっているが、まだこれらからの輸入は行っていない。石炭のFOB国際価格は今年もトン当たり40米ドルのレベルを維持、低品質で運輸コストの低いタイ国内の価格はそれを5-10%下回る。石炭採掘と石炭取引は同社の昨年の営業額に40-50%貢献したが、今年は40%を僅かに下回る見通しだ。バンプはMap Ta Phutに150MW(メガワット)の発電所を経営するザ・コジェネレーション社に55%出資しており、後者は同地区に更に2つの発電所の建設を予定している。(BD:6/25)
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