1996-06-26 ArtNo.6581
◆<馬>パングローバル、TNBへの石炭供給拡大目指す
【クアラルンプル】保険業から鉱業/林業領域への事業多角化を進めるパングローバルBhdは、目下電力会社トゥナガ・ナシオナルと年間200万トンの石炭供給交渉を進めている。
フランシス・ン・ティアンサン会長が24日の年次総会後語ったところによれば、今年末までに交渉を妥結させたい考えで、契約額は1億6000万Mドルに達する見通しだ。同社は既にTNBに年間18万~20万トンの石炭を供給している。昨年60万Mドルの初収入をもとらした鉱山事業は近い将来同社の中核事業になる見通しだ。子会社グローバル・ミネラル(サラワク)Sdn Bhdは今年半ばからサラワク・クリンカーSdn Bhdに、また来年第3四半期からスジンカット・パワー・ステーションに、年間合計50万トンの石炭供給を開始、これにより新たに年間4000万Mドルの粗収入が見込める。目下の年間生産量は20万~25万トン、採掘可能な石炭埋蔵量は4400万トンにのぼる。
一方、子会社パングローバル・インシュランスSdn Bhdの昨年度税引き前利益は3010万Mドルに改善したが、これは自動車保険と非自動車保険の比率を64:36に改めた成果と言う。(NST:6/25)
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