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1996-06-25 ArtNo.6571
◆<馬>鉄鋼消費、棒鋼から鋼板に重心移動
【クアラルンプル】マレーシアの昨年の鉄鋼消費量698万1000トン中、373万3000トンがロング製品、324万8000トンがフラット製品だった。
1996-2005年の間にはフラット製品の消費量が60%拡大するのに対し、ロング製品の消費量の伸びは40%にとどまる見通しで、2005年の総消費量は1980万トン、内フラット製品が1190万トン、ロング製品が790万トンになる見通しだ。同消費性向には工業化の進捗が反映されている。
フラット製品に関わる付加価値活動は今後輸入熱延コイルの切断/剪断、輸入熱延コイルを原料とした冷延コイルの製造(鋼管等の原料)、輸入冷延コイルの表面処理(電気メッキ/錫メッキ等)の3領域に集中するものと見られる。
目下のところ丸一とOrnasuteelのみがフラット製品の製造(輸入熱延コイルから冷延鋼板を製造)を手掛けているが、メガスチールやグナワンの熱間圧延工場や鋼板工場が稼働するのに伴い、フラット製品の輸入は減少する見通しだ。
ビレットの消費量は95年の320万トンから2000年の460万トン、2005年の580万トンに拡大するものと予想される。またビレット/ブルームの国内製造能力は現在の320万トンから1998年の600万トンに拡大、需要に十分応じられる見通しだ。熱延鋼板と冷延鋼板の比率は1995年の60:40から2000年の55:45、2005年の50:50に推移するものと見られる。その時には地元での熱延鋼板の製造が軌道に乗り、この種の製品の輸入は縮小される見通しだ。(STAR:6/24)
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