1996-06-25 ArtNo.6562
◆<星>WBL、更に多くの子会社を米/域内証取に上場
【シンガポール】WBLコーポレーションはO’コナーズ・マレーシアのクアラルンプル証取(KLSE)上場、アドバーンスト・ロジック・リサーチ(ALR)のナスダック登録を実現した後、ウェンズ・エレクトロニクス(マレーシア)及びクロンテル・インク(USA)も向こう2年間に上場させる計画だ。
サミット・リサーチ社によると、WBLテクノロジー/製造業部門の最悪の時期は終わり、同社は長期的収入ベースを強化する狙いから多国籍企業との電子部品の契約製造ビジネスに引き続き力を入れている。相手先商標製造業者(OEM)の需要が高まる中でこの種の契約製造ビジネスは今後力強い成長を遂げる見通しだが、同グループはその海外20カ所に設けた製造拠点を通じてこうしたニーズに有効に対応する体制を備えている。中/長期的にはウェンズ・テクノロジーズの集積回路(IC)デザイン、クライアンット・サーバー、コンサルタント、インターネット・サービス等の高付加価値サービスの成長も見込める。
一方、不動産事業収入は1996/97年度グループ税引き前利益の40%に貢献する見通しで、シンガポール/マレーシア/中国における複数のプロジェクトがグループ収益の成長を牽引するものと見られる。(ST:6/24)
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