1996-06-25 ArtNo.6561
◆<星>フラッシュ・メモリ市場、年率70%成長:サンディスク
【シンガポール】フラッシュ・メモリ市場は、携帯ターミナル、医療機器、移動通信機器等への応用により過去2年間年率70%の成長を遂げてきたが、さらに多くのフラッシュ・ベースの消費財が登場する中で、1998年まで同水準の成長が維持できる見通しだ。
このほどシンガポールを訪れた米国拠点のフラッシュ・カード・メーカー、サンディスク・コープのネルソン・チャン副社長によると、同社は昨年1億7370万米ドルのフラッシュ・カード市場の31.7%のシェアを占め、2位インテルの16.7%を大きく引き離した。両社は業界スタンダードを樹立する上でも競争しており、サンディスクのコンパクットフラッシュ技術を支持するリーグにはアップル、ヒューレット・パッカード、コダック、キヤノンを初めとする34社が名を連ね、インテルのミニチュア・カード・スタンダードのリーグには13社が加わっている。シーゲートが4分の1のシェアを握るナスダック登録のサンディスクはフラッシュ・カードをOEM(相手先商標製造業者)ベースで顧客に供給、昨年は売上の77%増を記録、今年も70-75%の成長を見込んでいる。同社はPCMCIAタイプ1/タイプ3、コンパクトフラッシュ等のカードを製造、コンパクトフラッシュは同社ビジネスの約20%に貢献していると言う。(BT:6/24)
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