1996-06-25 ArtNo.6560
◆<星>ゴールドトロン通信機器子会社、売上US$1億目指す
【シンガポール】ゴールドトロンLtdが75%出資するゴールドトロン・テレコミュニケーションズ(GT)は新型コードレス/モービル・フォーンを武器に今年は1億米ドルの売上達成を目指している。
同目標は前年比50倍に相当するが、実現できれば、10-12%の業界平均マージンから1500万Sドルの純益が見込め、創業3年にして1500万Sドルの投資を回収できることになる。GTのタン・ギョクレン重役(MD)によると、同社は製品ラインの25%を市場に投入しただけで、2500万米ドルの売上を実現したが、今年末までにはフルレーンジの製品を紹介できる。これらにはアナログ、GSMセル式携帯電話が含まれる。特許申請中のPagullarfone技術を応用した携帯電話は、充電後3週間使用可能(他社製品は1日)で、新世代DECT(デジタル・ヨーロピアン・コードレス・テレフォン)デジタル・コードレス・フォーンはマルチプルなハンドセットを選択できる。タン氏はこうした製品により、GTはノキア、エリクソン、モトローラと肩を並べ、トップ・リーグに参加できると語る。鍵はブランドネームによる市場支配がまだ確立していないアジア太平洋市場に照準を合わせ、例えば中国語やタイ/カンボジア語をディスプレーできるペジャー/ハンドフォーン等、アジアのニーズに応じた新製品を紹介すること。現在同社の70%の売上は中国市場に依存している。今年末時点のセールスの内訳はペジャーが40%、GECTコードレス・フォーンが25%、アナログ/GSM Pagullarfoneが残りの35%を占める見通しと言う。(BT:6/24)
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