1996-06-24 ArtNo.6550
◆<馬>KLIH、M$40億家電パーク開発
【クアラルンプル】クアラルンプル・インダストリーズ・ホールディングズBhd(KLIH)は向こう10年間に40億Mドルを投じてクアンタンに1200haの家電工業団地“MECシティー”を開発する。
KLIHのヤップ・ピンコン重役(ED)が21日に催された借款契約調印式後語ったところによればKLIHは目下マレーシア・エレクトリック・コーポレーションBhd(MEC)(前社名シューピアリア・プロダクツ・インコーポレーテッドSdn Bhd)のブキラヤとバラコンの工場で家電製品を製造しているが、向こう2年間に4億~5億Mドルを投じ200haの用地に2期に分けてMECの製造施設を設ける。MECシティーには、この他家電製品部品を供給する支援産業の製造拠点が設けられる。KLIHの最近のオーストラリア企業Kambrook Distribution Pty Ltdの買収は、Kambrook商標によるMEC製品の製造に必要とされる技術の導入に役立つ。Kanbrookのオーストラリア製造施設のマレーシアへの移転は段階的に徐々に進められるため、生産活動の停滞は生じない。MECは現在電気湯沸かしと炊事用具の製造を手掛け、Kanbrookはトースターやヘア・ドライヤー等の小型電気製品を製造しているが、洗濯機、冷蔵庫、エアコン等の大型製品の製造も目指す。こうした製品は当初3~5年間MEC-Kambrook商標で販売されるが、その後Kambrookの名称は除かれる。MECのロゴは9月に発表される。KLIHはMECの30%の権益を政府投資会社のカザナ・ナシオナルBhdに、別に10%をブミプトラ投資機関か、ブミプトラ投資家に提供すると言う。(NST,MBT,STAR:6/22)
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