1996-06-24 ArtNo.6549
◆<星>インチケープ、小売販売の不振を贅沢品売上で挽回
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のインチケープは今年初5カ月間には、小売部門の不振を贅沢品部門の40-50の売上増で挽回した。
インチケープは年初5カ月の趨勢からブランド・ライフスタイル部門の今年通年の売上が昨年の2倍に達するものと期待している。ミッシェル・ン重役(MD)によると、昨年の時計/ペンの販売は競争過熱で後退したが、シェイファー、ニナリッチ、ジヴァンシーのディストリビューションは好調で、今年の業績も同部門により牽引される見通しだ。Frragamo、Ermenegildo、Zegna、リチャーズ、カントリー・ロード等の有名ブランド品は今年売上増が見込める。高級メンズウェアのZegnaは現在、ギーアン・シティーとイセタン・スコッツに出店しているが、9月には高島屋とそごうに、10月には大丸にも店舗を増設する。またカントリー・ロードは目下サンテク・シティーで紳士用品の販売を行っているが、8月にギーアン・シティーにオープンする新店舗は婦人用品も扱う。1997年にはカントリー・ロードのフラッグシップ店を設け、紳士/婦人用品の他、家庭用品も販売する計画で、目下戦略的立地条件を備えた出店地を物色している。センター・ポイントのロビンソン百貨店に隣接したリチャーズの婦人用品売場は今月から拡張された。同社は1997年の市況回復を見越して、14店舗のリノベーションを進めている。しかしギーアン・シティーのマリーナ・リナルディは営業不振から閉店する予定と言う。(BT:6/22)
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