SEAnews 1996-06-24 ArtNo.6546

【シンガポール】ヒューレット・パッカード(HP)は先週末、過去数カ月の部品の値下がりから、法人／スモール・ビジネス向けＶｅｃｔｒａシリーズＰＣ価格を即日10～26％引き下げると発表した。
メモリ・チップ、マイクロプロセッサー、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)の価格は過去6カ月間に急降下しており、例えば8ＭＢ(ﾒｶﾞﾊﾞｲﾄ)メモリ・チップは380Ｓドルから250Ｓドルに40％値下がりしている。インテルも先月トップ・レーンジのペンティアム・プロを値下げ、同値下げがそのまま反映されればペンティアム・プロＰＣの価格は4000米ドルから2500米ドルに下降する。一般にＨＰ社とコンパックは四半期ごとに値下げを行っており、パッカード・ベルやエイサーはほとんど毎月価格調整を行っている。
一方、ＨＰ社はそのレーザージェット・プリンターの広告に一層拍車をかけるとしている。香港拠点の調査会社サーベイ・リサーチ・グループによると、ＨＰ社はアジア太平洋地域及びシンガポール国内の双方で、プリンター会社の中で最も多額な広告宣伝費を支出している。同社の94年11月－95年10月の間のシンガポールにおける同支出は210万Ｓドルと、プリンター会社広告支出総額の81％を占めた。(ST:6/22)