1996-06-22 ArtNo.6540
◆<馬>首相子息の運輸会社買収の噂で、運輸銘柄急騰
【クアラルンプル】マハティール首相の長男ミズラン・マハティール氏に率いられるコンソーシアム・プルカパランBhd(KPB)がライバル企業の買収を図るとの噂で20日には、クアラルンプル証取(KLSE)上場の関係運輸会社株価が急騰した。
消息筋によると、KPBは間もなくインテグレーテッド・ロジスティクスBhd及びディプルダナ・コープBhdとの業務提携計画を発表する見通しで、同リンク計画にはティオン・ナム・トランスポート・ホールディングズBhdも含まれる可能性が有る。以上の噂は市場に拡散しており、この日、ティオン・ナムの株価は10Mドルに11.7%、インテグレーテッド・ロジスティクスのそれは5.40Mドルに2.8%(過去3週間の累計で21%)、ディプルダナのそれも21.40Mドルに0.5%、KPBのそれは19.60Mドルに2.3%、それぞれアップした。マレーシア政府は運輸業界に合併統合を通じて、国際市場に雄飛するよう奨励しており、こうした政府の意向を背景にKPBはその市場シェア拡大を図っている。ジャーディン・フレミングのアナリストは、「こうした噂は真実を伝えているように見える。我々には誰が何を、どれだけ手に入れたか分からないだけだ」とコメントした。(BT:6/21)
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