1996-06-21 ArtNo.6518
◆<星>PC市況、今年第4四半期に回復:AMD社幹部
【シンガポール】パーソナル・コンピューター(PC)需要は新技術の登場で今年第4四半期には回復に転じる見通しだ。
米国拠点のアドバーンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)のVijay Parmarアジア地域市場担当課長によると、こうした新技術にはデジタル・ビデオ・ディスクやPCベースのビューイング技術が含まれる。過去数カ月にわたる半導体市況の軟化は主にメモリ・チップの値下がりによるともので、多くのチップ・バイヤーが昨年下半期に供給不足を予想し、在庫を積み上げた。また悲観主義がDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)の値下がりを助長していると言う。世界最大のメモリ・チップ・メーカーのサムスンは月曜、チップの値下がりに対応し、今年下半期にその半導体工場の操業を数日間停止すると発表している。
この日AMDは新マイクロプロセッサーAMDK5-100を発表した。同チップはライバル、インテルのペンティアム100MHzを多少上回る処理スピードを実現、しかもペンティアム・チップより25%割安という。(ST,BT:6/20)
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