1996-06-18 ArtNo.6469
◆<星>新型チップ供給不足でPCメーカーの市場シェアに変動も
【シンガポール】インテル社の新型200MHzチップの供給不足から、台湾のエイサー等、新型チップをいち早く手に入れたPCメーカーが、シンガポールのIPC等、依然として供給の得られぬ者に対して優位に立つものと見られる。
IPCスポークスマンによると同社はまだ200MHzチップを手に入れていないが、同チップを装備した新製品をできるだけ早く市場に投入したいとしている。これに対して他社に先駆けて顧客の注文に応じてペンティアム200MHzPCを既に供給しているエイサー・スポークスマンは、「200MHzチップの供給が逼迫していることは気付いている。インテルは限られた戦略パートナーに優先的に新製品を供給しているようだ」と語った。エイサーの200MHzPCは現在シンガポールで約3200Sドルで売られている。BT紙がインテルから提供された同社OEM(相手先商標製造業者)戦略パートナー37社のリストにはエイサーの他、コンパック、デル、IBM、ヒューレット・パッカードが名を連ねている。インテルは新聞発表の中で、目下200MHzチップの供給は限られているが、向こう6カ月以内に大量生産体制が確立するとしている。(BT:6/17)
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