1996-06-17 ArtNo.6454
◆<星>国民家庭支出、5年で倍増
【シンガポール】シンガポール国民の平均家庭支出は1988年の1548Sドルから1993年の3034Sドルに倍増した。
統計局が14日発表した“1992/93年度家庭支出調査報告”によれば、同期には国民の平均世帯収入も2213Sドルから3829Sドルに73%アップ、交通、通信、住宅、教育、衣料支出は2倍以上に増加、相対的に食費の比重が低下した。運輸通信費は同期間に154%アップ、家庭支出全体に占める比率は16%から20%に上昇した。特にプライベートの交通費は201%ジャンプ、公共交通支出の60%増を大幅に上回った。住宅支出は同期に144%増加、家庭支出に占める比率は17.5%から22%に拡大した。家具調度や家電製品への支出も同期に各3倍に増加した。衣料支出と教育支出の家庭支出に占める比率はそれぞれ5%から6%にアップ、補習費が教育費の3分の2を占めた。保険衛生費の同比率は2.6%のレベルを維持した。これに対して食費の家庭支出に占める比率は37%から26%に後退した。とは言え食費は依然として家庭支出中の最大のシェアを占めている。また調理済み食品の占める比率が46%から50%に上昇、外食習慣がますます顕著となっている。また一戸建て、ディタッチ、テラス・ハウス等、土地付き住宅居住者の家庭支出は公共住宅居住者の2倍以上にのぼり、家庭収入の84%は給与所得、13%はビジネス収入で占められた。(ST,BT,LZ:6/15)
|
|