SEAnews 1996-06-15 ArtNo.6447

【クアラルンプル】マレーシアの4月の乗用車販売は2万4189台と、前月の1万9541台に比べ23.48％、昨年同月比では35％の増加を見た。
アナリストは同数字にはマレーシア経済の過熱と国民の旺盛な消費意欲が反映されており、中央銀行が一層の緊縮政策を採る可能性が有ると指摘している。中央銀行の統計数字によれば4月の消費者金融は4億2900万Ｍドル拡大、3月の5億8300万Ｍドルに比べ加速している。アナリストは昨年通年の78.7％の成長に比べれば、4月の成長は鈍化しているが、昨年の急成長後も依然として大幅な伸びが記録されたことは、国内経済の驚異的成長力を示すものと評している。マレーシア自動車販売業者協会の発表によれば、4月には商用車販売も、3月の5721台から6508台に13.8％増加した。ブランド別ではプロトンが3月の1万980台から4月の1万5303台に、ホンダが1084台から1385台に、商用車ではニッサンが857台から1014台に、それぞれ販売台数を伸ばした。(LZ:6/14)