1996-06-15 ArtNo.6444
◆<馬>Ekran/トゥナガ、バクン電力の供給価格で合意
【クアラルンプル】バクン・ダム事業の元請け業者Ekran Bhdと電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)はバクン電力の供給価格に関して合意に達した。
アンワル副首相が13日明らかにしたところによれば、TNBはバクン・ダムが完成する2003年から5年間1KWH(キロワット時)当たり16.5Mセント、その後の25年間は同17MセントをEkranに支払う。Ekranは当初18.5Mセントを要求、それ以下ではプロジェクトの採算見通しは立たないと主張していた。しかしEkranのティン・ペックキイン会長はこの日発表されたABB-CPBOコンソーシアムの請負価格が136億Mドルと、当初見積もられた150億Mドルを遥かに下回ったため、TNBへの電力供給価格の引き下げに応じたと語った。同価格がフェアと思うかとの記者の質問に、TNBのアニ・アロプ会長は「我々はあるレベルで妥協する他ない」と語った。
なおバクン・ハイドローリク・コーポレーションSdn Bhdへの各社の出資率はEkranとサラワク州政府が合わせて51%、サラワク電力公社(SESCO)が9%、被雇用者積立基金(EPF)が10%、TNBが25%、マレーシア・マイニング・コーポレーションが5%と言う。(NST,MBT,STAR,ST,BT:6/14)
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