1996-06-14 ArtNo.6435
◆<印尼>スンバワン造船所の完成でカリムン島開発に弾み
【シンガポール】スンバワン・コーポレーションの造船所が来月完成することからシンガポールに隣接したインドネシア領カリムン島の開発に弾みがつきそうだ。
カリムン・インダストリアル・マネージメント(KIM)のオン・ティオンベン副社長が12日明らかにしたところによると、スンバワン・グループ、ジュロン・タウン公社(JTC)及びインドネシアのサリム・グループから成るコンソーシアムにより進められるカリムン島開発事業では、本島の400haの土地に2億5000万Sドルを投じたマリーン・コンプレックスの建設が計画されている他、離島カリムン・クチルの120haの土地に7億6000万Sドルの石油ターミナルと製油施設の建設が予定されている。
日系コンソーシアムは製油施設に関わる事業化調査をほぼ完了、目下金融面のアレンジを進めている。スンバワンは造船施設への投資額を当初の3000万Sドルから1億Sドルに拡大した。この他、某投資家グループは2億米ドルを投じ、石油貯蔵施設の建設を計画している。またこれまでに同島のインフラ整備に約6000万Sドルが投じられたと言う。(ST,BT,LZ:6/13)
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