1995-02-24 ArtNo.642
◆<馬>ワイヤー装置のハス、日本市場開拓目指し矢崎総業と提携
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指すワイヤー装置製造のハス・インダストリーズSdn Bhdは日米市場開拓を目指し、矢崎総業と戦略的提携を結ぶ計画だ。
親会社ハス・ホールディングズBhdの創設者モハド・アズミ・ロプ・ユソフ重役(MD)によると、同社は昨年末通産省に矢崎総業の30%資本参加に関する認可を申請した。同社は矢崎の技術支援を得ることにより、日本や米国を含む海外市場の開拓が加速されるものと期待している。ハスはチェンダリング工業団地の第1工場及びマランの第2工場にこれまでに1500万~2000万Mドルを投資、月間1万5000セットのワイヤー装置を製造している。同製造能力は近く2万セットに拡大される。同社はさらに第1工場に隣接した4haの土地に500万Mドルを投じて第3工場を建設する計画で、今年半ばに着工、6カ月後には完成する見通しだ。これによりワイヤー・セットの製造能力は月間2万5000~3万セットに拡大される。目下製品の70%は国内市場に向けられ、残りはオーストラリアに輸出されている。姉妹会社のメリディアン・テクノロジーは点火プラグ・ケーブルを製造、また系列会社のスギ・ニアガはラバー・ストリップの製造を手掛けている。ハス・ホールディングズの94年6月末締め年度売上は5900万Mドル、税引き前利益は700万Mドルだった。今年と来年の売上はそれぞれ6200万Mドル/7000万Mドルに達する見通しだ。(MBT:2/22)
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