1996-06-13 ArtNo.6415
◆<馬>第7次マレーシア計画下の目標投資額M$1100億
【マラッカ】第7次マレーシア計画(7MP)下の目標投資額は、第6次マレーシア計画下の目標額800億Mドル及び実際に投資された840億Mドルを上回る1100億Mドルに設定されている。
ラフィダ通産相が、11日マラッカ州で催された“マレーシア製造業の投資機会”と題するセミナーで語ったところによると、国内資本が目標投資額の60%を占め、外資を上回る見通しだ。 同目標の実現を目指す第2工業マスター・プラン(IMP)は目下最終段階の立案作業が進められており、年内に完成する。IMPは産業クラスターの開発を重視し、取り分け電子産業、バイオテクノロジー、化学工業領域におけるクラスターの構築が目指される。製造業は2000年時には国内総生産(GDP)の37.5%に貢献、7MP期間を通じて年率10.7%の成長が見込まれている。また製造業製品輸出の成長は年率16.9%に達し、総輸出額の88.6%を占めることになる。この他、国内産業の競争力を強化する狙いから、ハイテク設備導入と自動化の加速(労働コスト上昇への対応)、人材資源への投資拡大(生産性の助長)、マスプロダクション(規模の生産性実現と輸出拡大)、研究開発(R&D)投資の拡大、国際標準(ISO9000等)の達成、販促/流通体制の強化の諸点が強調される。民間部門のR&D支出は現在GDPの0.4%を占めているが、同比率は1%に高められる必要があると言う。(NST,MBT:6/12)
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