1996-06-10 ArtNo.6375
◆<馬>MAB/MAS、空港施設拡張にM$10億投資
【シンガポール】マレーシア・エアポートBhd(MAB)とマレーシア航空(MAS)は向こう数年間に空港の施設改善や新施設の建設に10億Mドル以上を投じる。
モハド・アリ・ルスタム副運輸相が7日催されたアジア・エアポート・サミットの席上語ったところによれば、法人化された空港経営会社のMABは、政府によりリストアップされた国内空港の施設の改善に2億8300万Mドルを支出、MASはクアラルンプル新国際空港(KLIA)の地上施設に6億700万Mドルを投資する。これら両社の上記投資額は第7次マレーシア計画(7MP)下の5億1400万Mドルの国内空港インフラ改善予算とは別に支出される。この他、スバンのスルタン・アブドル・アジズ・シャー空港のエアロスペース・センターへの転換工事やペナン国際空港の旅客ターミナル及び貨物コンプレックスの拡張工事費用も7MPには含まれていない。またKLIA関連の主要な3契約も近く発注されると言う。
7MP下の空港インフラ改善事業には、1)ランカウィ国際空港の拡張(B747-400の離着陸を可能にする)、2)ビントゥル新空港(B737離着陸を可能にする)の建設、3)ジョホール・バル空港の旅客/貨物ターミナルの拡張、4)3レーダー・システムの導入を含む航空管制システム近代化フェーズ2、5)民間航空訓練校の設立、が含まれる。(MBT:6/8)
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