1996-06-10 ArtNo.6374
◆<馬>プロメット、ベルリンのタイヤ更生会社の41%権益買収
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)上場のエンジニアリング会社プロメットBhdはエンジニアリング・プロジェクトへの参画を目指し、ドイツのタイヤ更生会社の権益を買収した。
プロメット社の完全子会社スプリング・フィールド・マリーンPte Ltdはタヒチ登録のソシエテ・シビル・パティキュレーア・ニナ(SCPニナ)社からシンガポール登録のニナ・インベストメント・ホールディングズPte Ltd(NIH)の41%の権益を6150万マルク(S$5660万)で買収することで合意した。NIHはドイツ登録のReifenl andelagesellschaft GmbHを所有、後者はまたBerliner Reifenwerk GmbH(BRG)を所有している。ベルリンでタイヤ更生業務を手掛けるBRGは1億9750万マルクを投じてタイヤ更生設備を拡張するとともに、タイヤ焼却炉の余熱を利用した蒸気発電施設の建設を計画している。同発電施設は社内の電力需要を満たすだけでなく、余剰電力の売却を通じて年間1100万マルクの利益を上げることができる。ドイツ政府は同プロジェクトに9500万マルクの補助と9000万マルクのローン提供を認めている。SCPニナは今年1月から向こう3年間に最低1億2640万マルクの純益計上を保証している。プロメットは年間少なくとも1725万マルクの配当が見込め、加えて工場の拡張や発電所建設工事に参加する機会も得られると言う。(BT,NST,STAR,MBT:6/8)
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