1996-06-10 ArtNo.6371
◆<馬>多国籍コンソーシアム、M$150億バクン・ダム受注
【ミリ】マレーシア、ブラジル、メキシコ、スウェーデン、スイス、ドイツ、フランス、イタリー、韓国、日本の企業120社から成るコンソーシアムがサラワク州ブラガにおける150億Mドルのバクン・ダム建設事業を受注した。
Ekran Bhdのティン・ペクキイン会長が7日語ったところによれば、コンソーシアムの名称は6月13日の閣議後発表される。バルイ川を高さ205m、頂上部の長さ740m、最下部の長さ573m、厚さ12mの堤でせき止め、2400MW(メガワット)の電力供給を目指す同プロジェクトは当初見積もり期限を1年短縮、60カ月で完成される。半島マレーシアへの電力供給は年間25億Mドルにのぼり、一部はサラワク電力公社(SESCO)に供給される。コンセション30年を通じた電力売上は750億Mドルに達する。電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)との交渉は今月末までに妥結する見通しで、政府はEkran側が提案した1ユニット18.5Mセントの販売価格に修正を加えるものと見られる。半島マレーシアへの1300キロ/1700MWの海底送電ケーブルは3本敷設され、そのコストは約100億Mドルと予想されると言う。(STAR:6/8)
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