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1996-06-10　ArtNo.6370

【クアラルンプル】マハティール首相は8日、シンガポールがマレーシア連邦に復帰する可能性に関するシンガポールのリー・クアンユー上級相の談話に触れ、その日の到来を否定するものではないと語った。
リー上級相は、記者クラブの午餐会の席上、マレーシアがシンガポールと同様な論功行賞制を敷き、各民族に平等な権利を認め、マレーシアとシンガポールが同じ目標を追求した際、同レベルの成功が実現され、国民に最大の利益が望めるならシンガポールはマレーシア連邦に再び復帰することができると述べ、いつかそのような時が来るとの見通しを語った。マハティール首相は同問題に触れ、「マレーシア国民が自信と競争力を備えるなら、リー氏の予測は実現する」と指摘した。またリー氏の掲げた条件に関し、「復帰に条件をつけることは問題なく、我々も条件をつけることができる」と述べた。(LZ:6/9)

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