1996-06-10 ArtNo.6365
◆<星>松下電子部品(S)、R&DにS$6600万追加投資
【シンガポール】マツシタ・エレクトロニクス・コンポーネンツ(S)Pte Ltd(MECS)は今年と来年、研究開発(R&D)に6600万Sドルを追加投資、業務の自動化と高付加価値製品の製造に拍車をかける。
経済開発局のシンガポール・インベストメント・ニュースによれば、6600万Sドルの内3600万Sドルは今年、残りは来年投資される。MESCは既にシンガポールに2億4500万Sドルを投資している。高付加価値製品には携帯電話やペジャーに用いられるSAWフィルターやZNRサージ・アブソーバー等のセラミック部品が含まれる。ZNRサージ・アブソーバーは昨年10月から、SAWフィルターは今年4月から生産が開始されており、SAWフィルターが日本以外の地で製造されるのは初めてのこと。日本はこの種の製品の世界需要の70%を供給している。同社の今年の予想営業額5億Sドルうち両製品の売上は1600万Sドルに過ぎないが、明年は4000万Sドルに拡大、内80%が欧米に輸出される見通しだ。同社はまた非高付加価値製品の製造活動をバタム工場に移転する計画と言う。(LZ:6/8)
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