1996-06-06 ArtNo.6320
◆<星>パッカードベル、NECと連合で工場計画に再検討
【シンガポール】米国の大手パソコン(PC)会社パッカード・ベル(PB)はNECの欧米子会社との合併にともない、シンガポールにおける1000万Sドルの工場建設計画に見直しを加えている。
PBアジア・パシフィックのリム・ホアットセン副社長(MD兼務)によると、合併により同社はPB、ゼニス・データ・システムズ(PBが4月に買収)、NECの3ブランドのPCを供給せねばならなくなり、当初の計画を上回る規模の工場が必要とされる。このため目下投資規模に再検討を加えている。リム氏は「大規模な工場をシンガポールに設けるとすれば、コストも嵩む」と述べ、検討の結果次第ではシンガポール以外の地に工場を設ける可能性を示唆した。同社は当初、マレーシアへの工場設置を計画していたが、その後シンガポールに変更、アンモキオのテクポイントや旧マイクロポリス工場などが候補に上がっていた。(ST,BT:6/5)
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