SEAnews 1996-06-04 ArtNo.6296

【クアラルンプル】クアラルンプル拠点のエンジニアリング会社ヘクサゴン・グループは証券委員会からクアラルンプル証取(KLSE)二部上場を認められた。
創設者の1人ジェーソン・タン重役(MD)によると、12年前に20代後半の青年6人により創設されたヘクサゴン・グループはマレーシアにおける複合素材(ﾌｧｲﾊﾞｰｸﾞﾗｽ)応用のパイオニアで、1985－86年のリセッションを乗り越えた後、エンジニアリング、製造、ＭＲＯ(ﾒﾝﾃﾅﾝｽ/ﾘﾌﾟﾚｰｽﾒﾝﾄ/ｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ)、トレーディングの4領域で急成長を遂げた。プロジェクト・デザイン、素材調達、部品製造、据えつけ、試運転、保守等、エンジニアリングに関するトータル・ソルーションの提供を強味とする同社の主要顧客にはフォスター・ウィラー、ブラウン・アンド・ルーツ、ブラウン・アンド・ビーチ、ＩＣＩ、カンステイン・オイル・アンド・ガス、アサヒ、チヨダ、サムスン、アセア・ブラウン・ボベリ、シーメンスが含まれる。傘下に子会社6社を擁し、クアラルンプルの他、ペナン、バターワース、イポー、マラッカ、ジョホール・バル、クママン、クチンに支店を有する。1996年3月末締め年度の予想売上は7900万Ｍドル。ＫＬＳＥ二部上場は事業拡張の新段階を象徴しており、公募調達資金はミリ、ラブアン、コタキナバル、タワウへの支店増設に充当、またタイ、インドネシアに製造拠点を設けることも計画している。グループはアセアムバンカーズ・マレーシアBhdを上場手続きのアドバイザーに指名した。(STAR:6/3)