1996-06-03 ArtNo.6277
◆<星>仏企業シュナイダー、EDBプロジェクトに便乗し国際化
【シンガポール】フランスの電気配線/工業用機器メーカー、グループ・シュナイダーはシンガポールが中心になって域内に開発する工業パーク事業をそのビジネスの拡張に利用する計画だ。
ホーチミン近郊ソンベのベトナム・シンガポール・インダストリアル・パークへの進出計画を2週間前に発表した13企業の1社、グループ・シュナイダーのピノバレンシエンヌ会長が木曜(5/30)語ったところによると、シンガポールの経済開発局(EDB)は交渉経験を積んでおり、最適な立地条件や施設を備えた投資地を選択、また取引手続きやリレーションシップの法的保証を提供してくれると言う。グループの取締役会に出席するためシンガポールを訪れたピノバレンシエンヌ会長は、「海外で重役会を催す企業はそう多くないが、事業の国際化を目指す決意を内外にデモンストレーションするため、そうすることにした」と語った。同グループが海外で取締役会を開くのは今回で2度目。グループ・シュナイダーはアジアに従業員6000人を擁し、内1000人がシンガポールとバタム島に就業、シンガポールには研究開発(R&D)センターも設けている。同社のR&D業務支出に占める海外の比率は26%だが、2000年までに40%に拡大されると言う。(BT:5/31)
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